入浴介助の大切なポイント

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介護における入浴介助は、最もハードな仕事の一つとして知られており、その仕事をする際に注意したいポイントが幾つか挙げられます。
デイサービスや老人ホームなどで入浴介助を実施する際は、数人~数十人を短時間で利用してもらう必要がありますが、その際に起こる可能性が高いのが転倒事故です。転倒事故を防ぐためには、居室から脱衣場までの誘導をスタッフが時間をかけて行う事や、湯船から脱衣場に向かう際に手すりを使ってもらう事を忘れないようにしましょう。

また、入浴は湯船に浸かる事が一般的ですが、その際に稀に起こってしまう介護事故は、湯温を確認する事なく長時間浸かってしまった事で発生する火傷事故です。
この事故の要因は、スタッフが定期的な湯温確認(モニターの目視や手で湯を触る事)を怠る事で起きるので、複数のスタッフが声を出し合って確認すると事故を大幅に防ぐ事が出来るでしょう。お湯の熱さが分かりにくい利用者もいる事から、利用者の入浴時間に気を配る事も大切です。

さらに、入浴介助は裸になる事がほとんどで、そこで注意したいのが利用者の羞恥心への配慮が挙げられます。裸を見られるのが苦手な高齢利用者が多いので、衣服の着脱時は声を掛けながら丁寧に対応するようにしましょう。
その他にも、入浴後のドライヤー掛けは、利用者との大切なコミュニケーションの場になっている事から、介助スタッフが話題(その日のニュースや天気など)を提供して積極的に話しかけるようにするとQOL(生活の質)向上につながります。
入浴介助をしっかり理解するために〈入浴介助を知って正しい介護を*http://xn--xmq36d21a392e.com〉こちらのサイトにも目を通すことをおすすめします。