3大介護の中でも難しい排泄介助の注意点

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3大介護とは食事介助と入浴介助、排泄介助の事ですが、その中で最も難しいと言われる排泄介助では、介助される側の気持ちになって尊厳を傷つけないことが重要です。排泄介助に於ける全ての言動にその配慮が必要になります。

その事を踏まえた上で、トイレを使用する場合の注意点として1つ目に、トイレに行くまで転倒などの事故がないように足元に注意して誘導することです。到着し衣服を脱ぐときは本人に任せるか、介助者や行う場合は素早く行うことです。
2つ目に、安全に配慮して便器に座らせ、排泄中に異常があった場合に対応できるようにドアを少し開けて外で待機します。この時、終了したら言って貰うようにしておくと良いでしょう。なお、間違っても急かさないことが大切です。
3つ目は清拭です。自力で出来ない場合は手際よくスムーズに行うことが重要になります。本人にとっては最も恥ずかしく感じることなので素早く行い、決して不快な表情などしないことです。また、排泄物を流す前に様子を見て健康状態を確かめましょう。
4つ目は、衣服を着せるときも素早く確実に行い、しっかり排泄できたことを喜ぶことが大切です。例え失敗しても咎めたり文句を言ったりしてはいけません。本人が排泄に対して臆病になり我慢して健康状態を悪化させてしまう場合があります。また、夜間の排泄に対しては、本人も介助者も睡眠不足にならない為に対策が必要です。それには排泄リズムを朝方にする工夫や、ポータブルトイレやおむつなどの利用をする方法があります。